スタッフブログ
こんにちは。
英設計の天津です。
自宅兼モデルハウスとして昨年12月に完成したパッシブハウス(認定申請予定)に住んで約2ヶ月経ちましたので、経過報告をしていきます。
信州(寒冷地)ならではの暮らしの工夫や良さもお伝え出来ればと思います。
まずはなにより、暖かい。
冬場は太陽の光を燦燦と取り入れることで2月の時期でも日中は26℃近くまで室温が上がることもあります。
松本市は晴天率が全国的にも高い為、太陽の恩恵のありがたみを特に感じられます。
床材は信州産の栗の木を使っており、広葉樹に部類されますが、硬すぎず柔らかすぎずでお気に入り。
太陽の光を沢山あびた無垢材は、ぽかぽかと暖かく心地良い歩き心地をもたらしてくれます。
↑ 2/3(土)の朝型7:00頃の床の表面温度をサーモカメラで撮影
外気:氷点下-2.7℃、室温:19.5℃
暖房:1Fリビングの6畳用エアコン1台 朝6:00から8:00頃まで25℃設定で稼働。
サーモカメラが若干数字の誤差がでますが、注目して頂きたいのが床面の温度ムラが少ない事。
朝起きて、裸足のまま歩き、冷たさを感じることなく、無垢床のサラサラを感じながら心地良く目覚められます。
開口部のある窓際は若干温度が低く出ていますが、著しく低いわけでもなく、木製サッシの断熱性の高さを証明してくれていますね。
床付加断熱30mmを通常の床断熱105mmの上に根太を入れずに全面に敷き並べていますので、断熱層が2層となり床下からの冷たい外気を防いでくれています。
↑床付加断熱施工写真(スタイロエースⅡ30mm)
↑床充填断熱(スタイロエースⅡ100mm+気密テープ張)
↑床の断面サンプル(上段が床付加断熱30mm、下段が充填断熱100mm)
信州は特に底冷えがするので、床の断熱強化は必須となりますね。
体感としても床の付加断熱はかなりおすすめです。
子どもたちも朝はすんなりと起きてきて、朝出かけるまでは裸足で過ごしています。
↑昨夜2/5(月)も雪が25cmほど積もりましたが暖かく快適でした。
寒い信州の暮らしが、より楽しめるようになりました。
—建物仕様—
【断熱仕様】
床:充填断熱スタイロエースⅡ100mm+付加断熱スタイロエースⅡ30mm
壁:充填断熱現場発泡ウレタンA種3 120mm+付加断熱EPS100mm
屋根:現場発泡ウレタンA種3 300mm
【窓仕様】
東と南面:高断熱木製サッシ トリプルガラス(キュレーショナ―)
北と西面:樹脂トリプルガラス(YKKAPW430)
玄関ドア:木製玄関ドア(ユーロトレンド)