スタッフブログ
先週末、塩尻市で完成見学会を行い、
たくさんの方にご来場いただきました。
お施主様と一緒に悩んで、考えて、
こだわった部分を少しだけお伝えしたいと思います。
外壁 外観仕様
外壁には、付加断熱を併用して
充填断熱と付加断熱を合わせて、断熱材だけで145mm仕様。
間に石膏ボードなどの蓄熱素材も含めているので、
加算していくと、もう少し壁厚が増えていきます。
塗り壁(グレー)と杉板部分(こげ茶)のコントラストでシンプルにデザイン。
外観のデザインは、設計者から提案をして、
お施主様と微調整をしながら決定しています。
グレーの色合いは、こだわりの調整をしています。
(グレーはむずかしいっ 笑)
玄関ポーチは、
雨の日に傘を差したまま入り込める奥行を確保。
約1200mm取れるように設計提案しています。
雨の日に、買い物の荷物や、子供の手を引きながら、
焦ることないように、ゆったりと玄関前を設計しています。
室内に入ると和モダンの障子を印象的に
室内に入ると、南側に大きく日射取得をとるための窓を確保しています。
そこには、障子を設けることで、
カーテンとは違った、落ち着いた印象をもたらしてくれます。
今回の、設計コンセプトの一つである、
「おちついた、くつろぎ、家族で安らげる住まい」
というキーワードを参考に、
お施主様と障子のイメージを
共有しながら設計をさせていただきました。
南側は、障子が全開口できるように、
壁の位置を検討して、デザインの詳細を詰めています。
障子は、丁寧に設計しないと、
カーテンと異なり、半分しか開放できない。。。なんてことに。
そうならないように、
できるだけ開放的になれるようにも設計の細かいところも検討することが大切です。
もともとあるモミジを眺めながら食卓を囲む
計画時にもともと敷地にあった、モミジがとても印象的でした。
このモミジを活かしながら、設計できたら良いな。
現地調査の時にふとおもったことでした。
ダイニングスペースから紅葉を眺めながらご飯が食べられるように計画。
ダイニングの天板と障子の下端が高さが揃うように設計して、
緩やかにつながるようにデザインを提案しています。
紅葉(モミジ)が赤く色づくのを眺めながら、家族で食卓を囲む。
これも贅沢ですよね。
落ち着きを演出するための間接照明
明るすぎる照明計画ではなく、
昼間は、しっかりと太陽の陽ざしが取り込まれて自然光で暮らして、
夜は、「ちょっと暗め」だけど、しっとりと落ち着いた設計。
間接照明を設計するために、天井に高さ違いを設けて、
高い方の天井には、木目のキレイなラワン合板をより分けて施工。
木目と、白い天井のコントラストを持たせながら、
落ち着いた印象になるようにお施主様と一緒に計画をしました。
まだまだ、こだわりを書き並べると沢山出てきてしまうのですが、
今回は、ここまで。
ぜひ、完成見学会で、設計のこだわりやそれがどう反映されているのか。
敷地や計画、要望の難問をどんなふうに解決しているのか、体感してください。
【次回の完成見学会】
2022年11月 は 「断熱見学会」を予定しています。
11月12日、13日を予定しています。
(工事の進捗により、日程が前後する場合がございます)
松本市波田 で 「平屋」の建築途中の見学会を開催します。
来週中には、HPで詳細を公開できると思います。
高気密高断熱を検討されている方は、
ぜひご参加ください。
HEAT20 G2グレードのパッシブ設計で、
耐震等級3の長期優良住宅を取得した設計です。