スタッフブログ
先週の日曜日に断熱見学会を開催させていただきました。
断熱工事が、日程がうまく取れず、断熱工事が土曜日にずれ込んでしまいました。
断熱見学会が日曜日のみの開催になってしまい、申し訳ありませんでした。
土曜日にご予定いただいていた方々に、大変失礼を致しました。
日曜日に日程をご変更くださった方も、ありがとうございました。
断熱工事が完了して、大工さんが壁を塞いでしまう前に見ることができる、
構造と断熱をしっかりと確かめる見学会です。
断熱材は、現場発泡のウレタンフォームを採用しています。
柱や木部の隙間、複雑な金具の隙間にも入り込んで、
しっかりと「気密」を取ってくれます。
断熱や、室内の温熱環境をしっかりと設計するためには、
まずは、「気密性能」をしっかりと取ることが重要です。
断熱の前に、まずは気密をどうやって考えているのか?が重要です。
気密測定も、各現場ごと行なっていないといけません。
気密がしっかりと取れていないと、いくら断熱をしてもそれは机上の空論になってしまいます。
気密測定や、気密性能というのは、いわば、施工の制度を検証する物差しにもなります。
最近は、
断熱性能を示す指標となる、「Ua値(ユーエー値)」という指標の数字の低さを競い合うようになっているように見えます。
大事なのは、バランスをしっかりと見て、
「心地よい」室内環境を実現することです。
そのためには、まず気密がしっかりと取れていないと、
いくら断熱性が高いといっても、それは設計値でしかありません。
体感に大きく影響を及ぼしてしまいます。
とくに、「室内側の気密シートや、防露シート」で気密を取る場合の施工には注意が必要です。
断熱見学会にご参加頂いる方には、毎回ご説明させていただいていますが、
「設計の考え」と「実際に暮らすときの動作」をしっかりと考えておかないと、
気密シートなどには、盲点があり、注意が必要です。
せっかく気密を取るためのシートを張り付けて気密を確保しているのに、
その気密を自ら破壊する可能性があることも。。。。
そういった、暮らす方のイメージをしながら、
暮らす方の動作を制限しないように設計することも、設計力かと思います。
建築の材料に完璧なものはありません。
何かに特出すれば、何かが無くなってしまったりします。
反対に、特出するものは無いけれど、性能もバランスが良いもの。などもあります。
「何を第一優先にするために、この材料(工法)を採用するのか。」
コインの裏と表。
世の中の材料には全てにおいてこれが言えます。
必ず、いい面と「悪い面」をしっかりと捉えて、採用していきたいものです。
(床下エアコンについても、良い面ばかりを勉強されている方も多いようです。。。)
もちろん、
建て主の方には、しっかりと伝えます。「悪い面」も。
これが無いと、、、「こんなはずじゃなかった。。。」となりかねませんからね。
(床下エアコンの設計・施工についても、ご説明できます。)
次回は、完成見学会を予定しています。
2019年6月22日(土)、23日(日)を予定しています。
各日程共、予約制の見学会とさせていただいています。
ご参加ご希望の方は、お気軽にご予約下さい。
ご予約方法は、下記のお問合せフォームよりお願いいたします。
お急ぎの方は、TELにても受付可能です。
TEL:0263-35-8062
スタッフ誰でも受付が可能です。