スタッフブログ

断熱材の施工が完了して、気密測定を行います。

 

英設計では、全棟現場での気密測定を徹底しています。

理由は、「すき間風」は目に見えないから。

いつも通りの施工だから大丈夫。

ということはないので、

しっかりと、毎回の検査が重要になります。

 

検査をすることで、隙間風を確認して、

しっかりと潰していくことが大切になります。

 

今回も、現場で測定をして、

C値=0.3

高気密の結果となりました。

 

建物全体で、49cm2の隙間。

家中の隙間をかき集めて、

およそ 7cmx7cm 程の隙間量になります。

 

およそ、Iphoe SE の半分くらいの隙間量になります。

 

そして、重要なのが、

n値 という数値!

 

この数値が、隙間分散率を表しています。

1~2の間で推移する数値なのですが、

1.5より下回っていることが重要です。

 

1.5を下回っている気密性能であれば、

細かい隙間が分散されているため、

大きな隙間風が発生しにくい。という検査結果になります。

(今回は、n値=1.31なので、こちらも合格)

 

C値ばかり見ていて、n値が大きな数字になってしまう。

となると、

全体の隙間は小さいけれど、どこかに大きな穴が開いている。

つまり、局所的に隙間風が入ってきて、

一部のエリアで結露を起こしかねない。

ということにもつながります。

 

検査も大事ですが、

その検査結果をどのように扱うかも非常に重要です。

 

しっかりと現場を見ながらチェックをしていきたいと思います。

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【平屋】断熱構造見学会(松本市)