スタッフブログ
高気密高断熱を実践しながら、
設計をさせていただくときに、
完成して一番思うことは、、、
「南にどれだけ正面を向けて建築できるか」
「周囲の建物からの日影をきちんと考慮して、LDKに光を届けられるか」
設計の、本当に基本的な基礎の基礎の基礎の基礎。
なんですけれど、
改めて、
これが本当に、大事だということが、
パッシブハウスを設計させていただいて、改めてわかります。
極端な話ですが、
窓を減らしていけば、
数値上の断熱性能は向上するかもしれないのですが、
「寒い 高断熱の家」 というのが出来上がります。
せっかく、
0円の暖房機である、太陽の光をしっかりと取り込んで暮らしたいですよね。
本当に、
長い年月をかけて、光熱費と生涯コストをバランスよくするためには、
きちんと南に向けて、南側に大きく開口部を取る。
ということは、とっても大事。
図面上だけの設計ではなくて、
お施主様と、現地を一緒に見て、
どこから光が入るのか、
どの時期には、どこまで太陽の高度は下がってしまうのか。
周辺の建物で、何が障害物になるのか。
初めて家づくりをされる方の、
気づかない部分をしっかりと、見つけて、
お金がかかってしまうかもしれないことも、
きちんと言葉に出して、提案する。
こんなに予算がかかるなら、あきらめるか。。
このくらいの予算だったら、なんとか頑張ろうかな。
きっと、
言葉に出してみて、
図で示して
メリットとデメリットをしっかりと感じれて、
「これにする。」って、決まるんだ。
そんな、提案ができる設計事務所でありたい。