スタッフブログ
◇ 太陽光発電って、なに?
3.11の震災で原発事故が起き、私たちだけでなく、世界中でエネルギー問題を身近に感じ、
省エネに貢献しようと心がける動きが高まっています。
そして家を考えるなら ・・・・・「太陽光パネルも検討したい!」とお考えの方も増えてきました。
そんなことから、今回の勉強会を企画しました。
皆さんが悩んでいることは・・・
● 太陽光発電って、どういう仕組みなの?
● いろいろなメーカーがあるけど、どれがいいの?
● どのくらい乗せたらいいの?
● 売電って、本当に得するの?
● 業者はどう選ぶ? 設置方法で問題はないの? などなど・・・
そんな分からない一つひとつにお答えしました。
◇ あなたの使っている電気代はいくら?
一日中で使う時間帯によって電気の価格が違うことを知っていただきました。
せっかく発電した電気ですから、なるべく沢山買い取って欲しいですね。
そのためには、自家消費している電気もなるべく削減したいし、安い時間帯の電気を使いたいですね。
昼間の時間帯(デイタイム)9:00~17:00の8時間は一番高い電気(32.32円)です。
逆に深夜の時間帯(ナイトタイム)23:00~7:00の8時間が一番安い電気(9.60円)です。
朝の7:00~9:00と夕方17:00~23:00の時間帯(ホームタイム)は(21.84円)です。
家づくりでは、深夜電力利用で給湯や暖房に活用するのは、コスト削減に効果的です。
◇ 太陽光パネルで家計にプラス
実際にお支払いになっている電気料金表を基に、一年間の電気代の推移をごらんいただきました。
今お支払いになっている電気代の内訳にもびっくりです。
太陽光パネルでの発電と使用する時間帯などを考慮すると賢く売電に貢献できそうです。
1973年のオイルショックを契機に、太陽光発電の開発が始まり、技術が向上してきました。
模型を使って、屋根の形状による発電量の違いを見ていただきました。
太陽光パネルは新築時はもちろん、既存の建物にも乗せることがありますが、その場合は現在の
屋根の状態や形状をしっかりと検討することが大事です。
また、設置方法にも十分気をつけて欲しい点です。
屋根に穴を開けない工法が可能なメーカーを選ぶことです。
設置方法の保証はメーカーではなく、取付工事をする業者になるので、どんな設置方法で取り付け
るのかをしっかりと確認し、保証内容も確認してください。
分からないときは、自分で判断をせず、設計者などに相談をすることです。
◇ 快適さの一歩先行く家づくり
これからの家づくりは、省エネルギー住宅は必須条件になるでしょう。
経済産業省(資源エネルギー庁)が長期エネルギー需給見通しを発表しています。
太陽光パネルによる発電量を増やす動きがはじまりました。
2012年を基準にして、2020年には約7.9倍に、2030年には約14.7倍にする予定を打ち立てています。
そんな中で、発電量の全量買取制度にも注目が集まっています。
10kw以上乗せることが条件ですが、20年間買い取ってくれる制度です。
買い取り価格は10kw以下より安い設定ですが、20年間発電量を全部買い取ってくれるのは
魅力的ですね。
そして、2016年から小口電力市場(一般住宅等)も電力販売自由化がはじまります。
既存の電力会社以外が小口電力の販売を取り扱うことができるようになるのです。
すでに、それに参入する商社や企業が手を挙げています。
生活をする上で、もはや電気なしでは暮らせない時代です。
我が家がエネルギーを生み出すことに貢献できることは、素晴らしいことですね。
そして、賢く電気を使うことにも心を向けて欲しいと思います。
お話する内容も多く、またご参加された方からのご質問などもあり、30分オーパーして終了しました。
ご参加された皆さん、ありがとうございました。 どうぞ、家づくりにお役立ててください。
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さて、次回の勉強会は 「Open House 完成見学会」 です。
7月19日(土) ・ 20日(日)の2日間です。
くわしくは、HPで!
英設計HP: URL: https://www.hanabusa-sekkei.jp