スタッフブログ
6月25日(土)東京都国立市において、
日本木質I型ジョイスト工業会より、省エネ住宅についての講演会の
お誘いを受け、所長と参加しました。
当社の勉強会でも、断熱性能を上げることがこれからの住宅には
必須であると話をしてきた内容を確認することができました。
これから迎える酷暑の夏にも、この断熱性能の高さは不可欠であり、電力に頼ることなく快適に過ごす住宅の実現が必須です。
欧州に於ける省エネ住宅の状況を講師の梅林修二氏より
解説いただき、引き続き、新井建築工学研究所の新井信吉氏
より技術部分の解説をお聴きしました。
EUでは、2002年に地球温暖化対策として、建築物のエネルギー性能に
関する指令が出されている。(さらに2010年に改訂)
2020年までに新築は全てゼロエネルギー仕様とすると決めている。
ゼロエネルギー建物 「nearly zero – energy buildings 」
ゼロエネルギー建物とは・・・
エネルギー性能が極めて高い建物で、化石燃料の消費を躯体、
および設備の省エネルギー性能向上、オンサイト(敷地内)で
再生可能エネルギーの活用等により削減し、年間で化石燃料消費量
(二酸化炭素排出量)が正味ゼロになる建物。
そのためには、建物の断熱対策は欠かせない性能です。
また、太陽光発電などによる、自然エネルギーの活用を併せて考えていかなくてはいけない時代です。
当社の第61回賢い住まいづくりの勉強会のテーマも、「省エネルギー住宅と太陽光発電」であり、タイムリーな内容になりそうです。
(平成23年 7月3日(日) 13:00~15:00 パナソニック・リビングショウルーム松本にて開催)
講師の新井信吉氏は、欧米の2×4工法を日本住宅に基準化した功労者です。
1969年 ワシントン大学大学院建築工学科卒
1970年 P。L.。T Consulting Co. Houston. Texas 勤務
1971年 ㈱新井建築工学研究所 設立
住宅金融公庫共通仕様書作成委員をはじめ、木造建築に係る各団体の
技術委員を歴任しています。