スタッフブログ
こんにちは。
スタッフの三村です。
少し、ブログをさぼってしまいました。
ごめんなさい。
本日、気密測定を行いました。
所長が測定検査に立ち会い。
結果、C値 0.5 ㎠/㎡。
なかなか、この数字ってよくわかりませんね。
簡単にご説明しましょう。
①そもそも C値 とは何?
C値とは、住宅における 「1㎡あたりの隙間総面積」 となります。
C値=0.5 となると、 1㎡あたり 0.5㎠の隙間が存在することになります。
この数値が小さいほど、隙間の少ない住宅=「気密住宅」と言えます。
つまり、隙間風の非常に少ない住宅 = 「熱が逃げにくい住宅」 と言えます。
② C値 0.5 ってすごいの?
地域によって異なりますが、
ざっくりと
北海道、東北などで、 C値 2.0以下
本州・沖縄 では、C値 5.0以下 を気密住宅と定義しています。
今回の物件は、本州。
結果 C値 0.5
基準の 約1/10以下の隙間面積の住宅といえます。
③特殊なことをしているの?
特にはありません。
英設計の標準仕様の在来工法(軸組工法)で施工しています。
木造在来工法(軸組工法)は、気密を取りにくい工法とされています。
対して、
2×4工法や外断熱工法の住宅は気密を取りやすい工法とされ、
C値が2.0を下回る結果が出ています。
気密測定は、
細かな仕様が関連しての結果になるので、
すべての物件が、同じ結果がでるとは限りません。
しかし、結果に一安心いたしました。
英設計では、
C値の数値を5.0から限りなく小さくできるように、
日々、設計研究や、現場の監理を行っています。
(実際は、建物が完成してからも、
木材の乾燥収縮などで、C値は変化するので、
5.0ギリギリではダメと考えます。)
少しでも、
もっと暖かくて、室内の温度ムラの少ない住宅環境を目指して
これからも英設計スタッフ全員で、設計していきたいと思います。
(takuya)