スタッフブログ
先日、茅野市で気密測定を行ってきました。
英設計では、設計内容が机上の空論にならないよう、
造作中の現場で、厳しい測定を行っています。
建築途中で測定を行うのは、施工の間違いがないかをしっかりと確認するため。
気密測定は、設計させていただいた建物の「隙間」を測定する試験です。
建築途中であれば、もしも隙間が多いようであれば、
適切な形に軌道修正ができるからです。
大切なのは、設計した本人が建築途中の現場をしっかりとみていること(監理)です。
「現場監督に任せたのだから。」という設計者にはなりたくないのです。
設計図と打合せしたイメージをしっかりと実現していくことに、こだわります。
お施主様と打合せをしながらも、施工のイメージをしながら打合せできる技術を高めていくためには、
現場主義であることが大切ですね。
話がそれましたので、本題に戻ります。
気密性能は、
C値(シーチ)という言葉で表されますが、
知らない、興味を持たれない設計者の方も多いようです。
特に、長野県は寒い地域なのに、その意識が希薄なんだとか。
C値も性能だけに固執してはいけませんが、
冷暖房をかけたときのランニングコストに大きく影響を及ぼします。
(詳しくは コチラ ⇒ 【暮らしのコラム C値って何?】)
今回の測定結果は、C値=0.3。
安定していい結果です。
C値は、1.0を切るだけでも難しいといいます。
理想は、0.5以下であること。
最近は、安定してC値=0.3を記録しています。
今回は、
初めての大工さんでしたが、とても綺麗に施工してくれています。
安心いたしました。
大工さんが変わっても、性能は安定して出すことができることが証明されました。
大工さんも、断熱工事屋さんも現場をきれいに清掃してくださるので感謝です。
綺麗な現場は、仕上がりも綺麗なのです。
さぁ、床材もスタンバイしています。
いよいよ大工工事が床張りに突入します。
楽しみです。
お施主様、しっかり監理していきますね。
またご報告いたします。