スタッフブログ
先日、断熱構造見学会が無事に終了いたしました。
ご見学いただいた皆様、ありがとうございました。
また、
工事中のお住まいをお貸しいただいたお施主様、ありがとうございました。
見学会当日では、
ガラスの効果を体感するモックアップも登場。
サーモカメラも使って、断熱のムラが無いか確認しています。
工事中だから見て、説明することができる、
住まいの寒さの「あるある」をご説明させていただきました。
お風呂廻りはなぜ寒いのか??
工事中の状態の見学のため、仕上がりの雰囲気はイメージしずらい部分があったと思います。
ですが、普段見ることのできない、
壁の裏側がどのようになっているのか。
ご見学いただいた皆様から、見れてよかった。のお声をいただくことができました。
↑実際の見学会場の様子。
今回の住まいも、宮田薪ストーブの家と同じように
太陽角度まで計算して設計させていただきました。
ですので冬場の太陽光が、リビングの北面の壁にしっかりと当たる設計。
微力ですが、
太陽光の当たる壁面も暖かさを蓄える、輻射パネルとして活躍してもらう予定。
大工さんが現場をきれいに整頓してくださっているので、
気持ちよく見学会を行うことができました。
ありがとうございました。
見学会場は、まだ完成していない建物のため、
外気温 0℃
で室内の床が、4.3℃。
でも、太陽光が入り込む部分の床面は
最初、12℃程度ありました。
(↑太陽光のあたる床面の温度を測定)
しばらくすると、14度程度まで上昇しました。
このあと、昼過ぎでは、20℃程度まで上昇!
これだけで、室内の温度を上昇させることが難しいですが、
非常に有効な熱源の一つになります。
きちんと気密が取れている住まいであれば、
こういった温度の一つ一つが冬の住まいに効果をもたらします。
温度が上昇すると、
空気が、上に移動をはじめて、上昇気流が発生しやすくなります。
この時に、気密が悪いと窓やコンセント廻りから冷たい空気を室内に引き込みやすくなります。
気密が高すぎると、息苦しいのでは・・・?
ではなく、
気密が高くなると、冷たい冷気が入りにくくなります。
小さなエネルギー(太陽光のあたたかさ)一つ一つを大切に設計していきたいです。