スタッフブログ
のんびり暮らす家では、
基礎工事の型枠が外され、基礎工事が完了しました。
アンカーボルトや、ホールダウン金物等
多くの金物が基礎からにょきにょきと生えそろっています。
この上に、土台が敷かれて上棟を迎えます。
基礎の仕上がりもいい感じです。
寒さの影響で心配をしていましたが、
きっちりと仕上げていただきました。
上棟を迎える前に、ここから水道業者さんが、
床下の配管や屋外の給排水管工事を進めてくれます。
一見、現場が進んでいない様ですが、
後で床下や、地面の中に埋もれてしまうけれど、とても大切な部分を工事していきます。
断熱や気密にも影響する部分なので、
ここもしっかりとした施工と、監理が求められます。
大切です。
お水やお湯の配管も、床下なら凍結の心配はないから大丈夫とか、
基礎断熱しているから大丈夫ということもたまに、耳にしますが、
気を付けないと、危険です。
○○だから大丈夫。
ということはないのです。
「基本に忠実に」が私たちのモットー。
そして、業者さん、専門職人さんの経験にしっかりと耳を傾けます。
個人の主観に頼ることの内容に、現場を納めていきます。
こちらの住まいは、床上断熱できっちりと気密を確保して
断熱性能を高めていきます。
余談ですが・・・
特に、最近の基礎断熱に関しては、
考え方に「?」を覚えることが多くなってきました。
基礎断熱をするから、断熱性が高くなる(?)とか、
基礎断熱をするから、気密性が高くなる(?)といったお話をたまに見かけるようになりました。
基礎断熱は、注意が必要です。
特に、基礎断熱の床下は、虫の死骸・ホコリなどがたまりやすくなので、
きちんと掃除をしないと、ハウスダストを半永久的に吸い込むことになります。
また、
防腐防蟻処理の仕方もしっかりと考えておかないと、
10年したら、室内と床下が繋がった空間の上で、
防腐防蟻材を噴霧する必要が出てきます。
こちらもしばらく、防腐防蟻材を吸い込むことになります。
物事には、
プラス面とマイナス面が必ずあります。
両方の良いところをしっかりと把握してから、決断ができるように、
設計者がきちんと説明することが重要に感じています。
・・・って、
長くなるので、基礎断熱については、
また今度コラムで詳しく書きますね。