スタッフブログ
どのくらいの断熱性にするか?
暖房の機器にどの程度のパワーを求めるか?
そして、
室内温度を何度(何℃)を目指していくのか。
住まいを設計するうえで、これらを考えることは重要です。
そうなると、
じつは、調べる必要のあるデータがあります。
それは、
「住まう地域の 年間最低外気温 」
私たちは、松本エリアであれば、
ざっくり、「-5.5℃」と考えています。
これは、お引渡しさせていただいたお施主様のお住まいの建物で
実際に温度計測をして、実感したデータです。
松本のエリアにおいても、
梓川など、安曇野エリアに寄った
少々山に近づいたエリアで、
信州大学前にくらべると、若干寒いエリアを基準に考えています。
実際に、インターネットで年間最低気温を調べてみると、、
まあまあ、近しい値が出てきます。
しかし、
いったい何時が、最も低い気温 か をご存知な方は少ないようです。
ここをしっかりと抑えていれば、
いかに、気密が大切かが分かるはずです。
(興味がある方は、見学会などでご相談ください。マニアックな質問大歓迎です(笑))
単純に、断熱性能や設備能力を決定するのに、
ZEHの基準だから、、「これでいいだろう。」や、
エアコンの能力も、カタログに「〇〇帖タイプ」と書いてあるから・・
(↑これは、本当はダメですが、、、)
本に書いてあるから、第一種換気にする・・。
と決めるのもよいですが、
モノには、必ず 「良い面」 と 「悪い面」 があります。
片方から評価をするのではなく、
両面をしっかりとみて、自分たちには何が良いのか?
を一緒に悩み、考え、検討し、「選択する」ことが大切になります。
断熱性能や、室内温熱環境をとっても、
「地域の最低気温がいくつだから、ここはこの性能にする。」
といった決め方をすることが良いと思います。
(サーモカメラで青くても、「20℃」あります)
暖房していない状態で、床が、29℃になります。
住宅の設計は、いろいろなことの積み重ねです。
しっかりと検討できることが、非常に大切です。
たくさんの性能や、高気密・高断熱があふれてきているからこそ、
「自分たちに合った、カスタマイズできる(微調整できる)
設計を楽しんでみませんか?」