暮らしのコラム

英設計のアンカーボルトの位置・本数は、多いね。

と、よく基礎業者様におっしゃっていただきます。

 

私たちは、「木造住宅工事共通仕様書」という施工基準にのっとって、

設計をさせていただいております。

 

そこには、

・筋違(すじかい)

・構造用合板など 

の耐力壁には、柱にアンカーボルトを設置することが示されています。

 

同時に、アンカーボルト同士の間隔は、

2階建ての構造なら、2.7m以下になるように配置を検討することが求められています。

 

実は、

構造用合板の部分へのアンカーボルトの配置が見落とされてしまっている場合があるかもしれません。

こういった場所も、

アンカーボルト一つですが、しっかりと配置をしていくことで、

建物の構造強度が確保されていくと、私たちは考えています。

 

アンカーボルト1本で、おおよそ400円前後。

本数が増えても、10か所増えて4000円前後

確かに、コストはアップしてしまうのですが、

本数を的確に入れて、構造の強度を確保していくことは、

設計者である建築士が、お施主様の代わりになって、重要視していくことだと感じております。

 

当たり前のことだけど、

しっかりと設計をして、現場で確認をする。

人間の作業でつくっていくので、

ミスをするな、というのは、なかなか難しいので、

一つずつ確認しながら進めていきます。

 

当たり前のことを、当たり前にしていく精進を重ねていきたいと思います。

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【平屋】断熱構造見学会(松本市)