暮らしのコラム
パッシブ設計の住まいを、どうやって住み心地良く暮らしていくか。
ということも、
設計に加えて、お引き渡し後に重要なポイントになります。
そこで、
今回は、面倒な計算をしないでも、
スマホで快適性を測るツールをご紹介します。
その名も、、、
「快適を計算」
というアプリです。
アプリストアで検索すると、
無料でダウンロードできます。
アンドロイドも、iphoneも対応できます。
いくつか、
「絶対湿度」を割り出すためのアプリを使ってみましたが、
デザインと、操作性では、これが良いかなと、落ちきました。
快適性の目安も、絵文字で把握できることもわかりやすいです。
(以前は、「空気の計算機」をお勧めしていたかもしれません)
(「空気の計算機」もいいですが、「快適を計算」が目安を知るにはわかりやすいですね。)
今回、快適性のポイントにしているのは、
「絶対湿度」
という目安。
空気中(1立方メートル中)に、「何グラム」の水分が含まれているか?
ということが、人間が感じる、快適性、不快性の目安になります。
ざっくりですが、
空気線図の快適性からすると、
絶対湿度量が 8g~12g が 快適な基準の目安になります。
もちろん、細かいことを言えば、
着衣量や、風が当たる、年齢など、ほかの要素も関係しますので、
あくまで目安です。
ちなみに、私は、13g前後が快適に感じる時もあります。
実際に、使ってみると・・・。
そのまま、温度と湿度を入力してみました。
若干、不快指数が高くなりましたが、
室内は、それほど不快ではありません。
(ここに、個人差が生まれます。着衣量なども関係してきます)
少し、暖かめがお好みの方は、
こちらもオススメかも。
でも、暑がりの方には、暑いかもしれません。
少し、室温を下げて計算してみると、、
室温を20℃くらいにしてみると、
絶対湿度 が 9.5g/m3 程度になります。
ばっちり、快適帯に入ってきます。
これでも、問題はないです。
このアプリは、
画面の下の青いバーを触ることで、
温度と、湿度を簡単に調整することができるので、
目安の組み合わせを知るのに、ラクチンなのです。
これを使うことで、
エアコンを使いすぎてしまうのを抑えたり、
過度に空調しすぎないように、
省エネ性をより推進することも可能になるメリットが出てきます。
結局、
パッシブ という言葉に従うと、
できる限り、「自然でいる。」ということが大切かと思います。
動力エネルギーに頼りすぎると、アクティブになってしまいます。
できる限り、自然のエネルギーを最大限活かしていけるように、
暮らしの目安を見えるかすることも大切かと思います。
そのためにも、
「見える化」をしてあげて、把握することがおすすめです。
今回の内容は、
あくまで、「目安」です。
個人によっては、絶対湿度量がもう少し多い(少ない)方がいいな。
という方もいらっしゃると思います。
当然、季節によっても、着衣量によっても、
室内に何人いるか、によっても異なります。
自分や、家族が「快適」と思えるラインは、それぞれです。
自分たちらしい「快適」の基準を探すためのツールにしていきましょう。
そして、
少ないエネルギーで暮らせて、
子供たちの未来を残せる、地球をつくっていけたらいいね。