暮らしのコラム
光熱費が下がりやすい間取り
があるとしたら、どうでしょう。
これは、開放的な間取りであればあるほど、
空調効率が良くなります。
①コンパクトで開放的に設計する
理想的なのは、
コンパクトな間取りで、開放的であること
30坪前後、もしくは、30坪を下回る建物の大きさでも、
・洗面と脱衣スペースが別
・主寝室と子供部屋2つ
・ウォークインクローゼット
・シューズクローゼット
・小さくても吹抜
・リビングの広さをとるか、和室をつくるかの相談
・リビング収納も確保
・室内干し空間の確保
・小さくてもパントリーの確保
という間取りが実現できます。
設計事務所ならでは、
規格の無い中で、敷地に合わせて設計できるからこそできることがあります。
コンパクトな間取りでも、吹き抜けがあることで、
2階から冷房を吹きおろしてあげたり、
1階のリビングで暖房をかける
ということで、室内に空調効果を広げることができます。
コンパクトでありつつも、吹抜けを設けたり、
壁を天井まで繋げない。といった工夫は非常に効果的です。
②廊下を極限まで減らす
コンパクトな間取りを計画するためには、
廊下を無くすことが、大切です。
廊下=無駄 というわけではないのですが、
「廊下としての用途しかない」というスペースは非常にもったいないので、
ここは設計を工夫して減らすべきです。
同時に、用途が廊下しかない部分を
冷暖房するのは、やはり光熱費の観点からも非常にもったいないことです。
英設計で、おススメをさせていただいているのは、
1階に関しては、
リビングを中心に各部屋を連結して、
廊下を玄関からリビングに入るところのみ、に減らしていきます。
可能な限り、廊下の部分はタタミ1枚くらいのスペースに抑えたいものです。
こういった工夫をすることで、
リビング空間が広がったり、30坪前後もしくは30坪を下回る面積で、
建築計画をすることが可能になります。
これによるメリットは、
光熱費が下がることに加えて、建築費用も抑えられる方向になる。
という、ダブルでのメリットが実現します。
③メリハリをもったコンパクトを考える
ただただ、建物の大きさを小さくするだけだと、
使いにくい住まいになってしまいます。
①でも掲げたように、
コンパクトな住まいであっても、
・洗面と脱衣空間が別になっていたり、
・室内物干し空間があること
・収納はしっかりあること
これらの要素があって、コンパクトにまとまっていることが重要です。
そして、広く取りたいところは、
可能な限り広く確保して、リビングを作るなど、
メリハリをもって計画することが重要です。
脱衣場と洗面化粧台は独立させる方が、
実は動線をすっきりさせることができたりします。
建築コストを下げることももちろん考えていきます。
間取りの動線を整理することで、建物はおどろくほどシェイプアップできます。
すっきりして、無駄のない間取りは、
光熱費を抑えるととともに、建築費を断熱性能や気密性能、耐震性能といった、
建物の「本来の性能」に充当することができます。
家づくりはバランスが大切です。
その土地、住まい手、どんな暮らしをしたいか、
それぞれの考え方をしっかりとヒアリングして、
バランスよくまとめさせていただくのが、英設計の得意なところです。
家づくりにこだわりたいけど、困った!
という方は、お気軽にご相談ください。
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