暮らしのコラム

外壁の付加断熱工法を、何で実現するかも重要な要素です。

建物の外壁側を木下地で付加していくのも良いですが、

建物の重量が増えていくのと、窓周りの雨漏れ対策も難点です。

 

HEAT20のG1グレードは、充填断熱で充分に施工可能です。

さらに、ブラッシュアップしていくために、

G2の施工方法を検討していました。

 

そこで、たどり着いた「安全に施工できるG2グレードの施工方法」

 

英設計で採用をしているのEPSの外張り断熱を加えた、付加断熱施工方法です。

もちろん、長期優良住宅の認定も取れます。

 

いろいろ検討した結果、

・施工した後の外壁重量が軽量である(耐震性の考慮)

・職人の手塗り仕上げが可能 (デザインの風合い)

・メンテナンス性が良い (お引き渡し後の品質)

・クラック割れなどの外壁保証がある (お引渡し後の品質)

・長期優良住宅の認定が取れる (安心の担保)

・サッシの周りが、堀込の納まりにならない(雨漏れ対策上)

などなど、

他にもありますが、

 

木下地で、付加断熱層を構築していくのも良いですが、

サッシ廻りの防水が心配なので、

安全に付加断熱できる施工方法を検討しておりました。

  

今回は、stoでさらに高断熱化を図っていくための、

stoの施工風景を公開したいと思います。

 

まずは、通常のタイベックではなく、

「タイベックドレインラップ」というシワシワの防水シートを張り巡らします。

この、シワのある防水シートで、

外壁内部の壁内結露を起こした場合は、結露水を排水できるようになっています。

 

そして、

白いEPSボードで外壁をくるんでいきます。

この白いEPSボードが、

外壁の外張り断熱材であり、付加断熱層になります。 

所々、黒くなっているのは、

EPSを留め付けた、ビスを下塗りモルタルでカバーして、

平らに下地を作っている様子です。

 

白いEPSのボードの上から、

黄色いファイバーメッシュを伏せこんでいき、

クラック防止の処理をしていきます。

 

全面、ファイバーメッシュ処理をしていくので、

金属のラス網に比べて、割れにくさがUPしていきます。

 

メッシュの伏せこみが終わった後に、

さらに、中塗りで仕上げの一つ手前を施工していきます。

仕上げの前には、

お施主様と塗り壁のパターン確認を行います。

 

職人さんと一緒に、実物で仕上がりのイメージを確認していきます。

 

実際に職人さんの 技 を体験できる瞬間です。

ワクワクしますね。

  

確認した、仕上げ材料で最後の仕上げを整えていきます。

 

完成です。

 

手塗りの良さ+高断熱化の実現でのHEAT20 付加断熱G2グレードの実現。

 

HEAT20 G2グレードをご検討の方は、

付加断熱が必須になってきます。  

 

よろしければ、お気軽にご相談ください。

 

【併せて読みたい】

超撥水でキレイがつづく塗り壁外壁で、高気密高断熱

・sto を 実際に施工した施工実例

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【平屋】断熱構造見学会(松本市)