暮らしのコラム
天井の仕上げとして、
シナ合板 を採用させて頂くことがあります。
今回は、シナ合板で仕上げる場合のバリエーションをご紹介させて頂きたいと思います。
シナ合板の天井仕上
まずは、写真で代表的な3種類をご紹介させて頂きたいと思います。
代表的に、英設計で提案している
天井のシナ合板の張り方、デザインの仕方になります。
具体的に、一枚ずつご紹介してみましょう。
シナ合板 目透しあり 正方形
まず、一枚目は、
「目透しあり」の「正方形」でデザインした場合です。
シナ合板の張り方の中で、王道の施工方法になります。
正方形で、板の目の向きを互い違いに配置することで、
濃淡の効いた味わいのあるデザインに仕上げることが出来ます。
無垢材ならではの、自然な濃淡の差が落ち着きつつ表情を演出してくれます。
スタンダードに仕上げたい場合は、お勧めなデザインになると思います。
シナ合板 目透しあり 長方形
2枚目は、目透しあり で 長方形の仕上げ方です。
1枚目と異なり、「長方形」で施工することで、
室内に奥行きを演出することが出来ます。
正方形の施工とは異なり、
濃淡の演出は表情を抑えて、
長方形による、横長の方向性が生まれて、
室内に奥行きを演出することが出来ます。
意識や視線を奥へと誘い込みたい時に、おすすめの施工方法になると思います。
シナ合板 目透しなし 長方形
最後にご紹介するのが、
「目透かしなし」で「長方形」のシナ合板での施工例です。
1枚目と2枚目とはことなって、
目透し(目地)が無いデザインとなりますので、
天井全体が1枚の板に見えるようなデザインになります。
天井の目地が無いので、
「スーっと」した感じに仕上がります。
目透し目地が無い分、
全体がなじんだ感じに仕上がるので、
床の木目に印象が向くように仕上がるデザインとなります。
仕上げ方としては、一番シンプルに仕上げられる施工法になると思います。
天井に照明器具を設けない様にすると、
より天井のきれいさが引き立つ仕上げになると思います。
まとめ
天井に用いる「シナ合板」も同じ材料なのですが、
施工方法で見え方がちょっと変わってきます。
自分のお好みのデザインを見つけて頂ける参考にして頂けましたら幸いです。