暮らしのコラム
松本、安曇野、塩尻、上田周辺は、
太陽光パネルを搭載することがおすすめです。
その理由としては、年間日射量が多い、ということです。
年間日射量が多い、ということは、
それだけ、太陽光パネルの発電する時間がたくさんあるということ。
松本エリア・上田エリアは、年間日射量は多い
気象庁のHPにて、
年間日射量の統計平均を確認することができます。
ざっくりですが、
松本周辺は、年間2000時間以上の日照時間があります。
安曇野、塩尻のデータは見当たらず、
松本で一括されているようでした。
松本市で、 2134時間/年間
比較のために、
上田市だと、、、2221時間/年間
これが、
長野市まで北上すると、、、
長野市では、1969時間/年間
となり、
松本市に比べると、165時間も減少してしまいます。
年間165時間短いとなると、
月に平均すると 13.75時間 ひと月当たり短いことになります。
日射時間が少ないということは、
太陽光の発電できる時間が短くなってしまうということと、
日射取得をして、室内に暖房負荷を下げるためにエネルギーを蓄える時間が少なくなります。
なので、長野市に比べると
松本市周辺と、上田市は、太陽光発電と、日射取得型のパッシブ設計が非常におススメです。
安曇野市は場所によるので注意が必要
安曇野市は、実際には、
西側に山並みがあるため、
年間日射量が多くあったとしても、
堀金や、有明など、山裾の部分に建築地があると、
実際には、少し年間日射量が落ち込んでくることがあります。
気象庁のデータには、
安曇野、塩尻エリアは、松本で総合されているようですので、
個別にはデータの公開はされていないようです。
太陽光パネルのシミュレーションを作っていくと、
穂高や有明のデータになると、
松本市に比べると、太陽光発電のシミュレーションデータが少し目減りすることが分かります。
こういった、
シミュレーションをしっかりと行いながら、
様々な要素を考慮して、
設計の最適化を行っていきます。
やみくもに、高気密・高断熱を作ればよいのではなく、
地域の気候、風土も考慮しながら、
設計をしていくことが重要になります。
日射量、日照時間が少ないからと言って、
パッシブ設計に向かない、ということではないので、
その辺だけ、誤解のないように。
日射時間が少ないエリアほど、
高気密、高断熱をして、室内の熱を逃がさないように設計することが重要です。