暮らしのコラム
英設計では、
「オープンシステム」という建築手法を採用して
新築住宅や店舗、住宅のリフォーム工事を高気密・高断熱、高耐震設計でおこなっています。
これは、建築コストを下げるために採用しているのではありません。
もちろん、工務店さんの現場監督さんの役割を設計事務所が担うので、
現場監督にかかるコストを 建物の「質(性能・プランデザイン)」に充当することに、一役を担います。
でも、最近、英設計として
特に大切にしているのは、
「実際に現場で手を動かしてくれる職人さんとの会話」が出来ることに
多くの魅力を感じています。
当社にご相談を頂くお客さまの多くは、
「家を愛したい。」「大切な我が家にしたい。」
「一緒に作ってくれる方たちの顔も見ながら創り上げていきたい。」
という思いのお客様がいらっしゃっていただいている気がします。
とてもうれしくて。
設計しているときも、現場が始まるときも、始まった後も。
お客様が、「いよいよ始まるんだな。」という気持ちを
お客様と職人さんたちも一緒に持ってもらえることがうれしいです。
工事契約会で、お施主様と施工業者と顔合わせをして、
「この人たちに作ってもらえるんだ」と思ったり、
現場で、一緒に職人さんと塗り壁のパターンを確認したり。
目の前で手を動かしてくれる大工さんの作業を見たり、話しかけたり。
(工事契約会の様子 → 「設計」のタブをクリックすると契約会の様子が見れます)
実際に作ってくれる方に触れ合いながら、
自分の住まいが完成していく、というのを一緒に創り上げる。
ということにすごく向いていると思います。
現場で、外壁の塗り壁のイメージを確認している様子。
左官職人さんが、目の前でパターンを作りながら確認していきます。
住宅建築は、
イメージと違う、ということが起こりやすいので、
「実際に施工する方と話しながら、最終確認をしたい。」という方もいらっしゃると思います。
英設計では、出来るだけ図面の打合せに頼り過ぎず、
現場での確認も取り入れながら工事を進めていくようにしています。
工務店さんの下請けの職人さんではなく、
オープンシステムとして、元請けの職人だからこそ、
現場でのあと一息の工夫や、お客様の意図を最大限くみ取りながら、
施工に反映させていくことが出来ます。
おかげさまで、
完成、お引渡しをさせて頂いた後も、
「お引渡後の追加工事」という形で、
外構工事や、カーポートなどの工事のご依頼を頂くこともあります。
もちろん、新築時に対応させて頂いた職人さん達で、
もう一度工事にお伺いさせていただけることが、
とてもうれしいです。
日々、精進しながら、
もっと、もっと、オープンシステムで、
暖かく、快適で、耐震性のある建物を設計させていただき、
新築も、リフォームも、
地域の方の家づくりのサポートをさせて頂きたいと思います。