暮らしのコラム

「家事をできるだけ楽にしたい。」

「時短で出来るように工夫したい。」。。。

キッチンが使いやすいレイアウトの写真

 

新しい住まいにして、自由設計で計画するのであれば、
キッチン周りにはこだわるのがオススメです。

 

でもどうしたら・・・?

なんて悩むこともありますよね。

 

画像検索や、Instagramなどで間取りを見つけることができますが、

自分に本当に合っているのかどうか?

そして、
キッチンは完璧だけど、ほかの部屋とのつながりを

どうやって
つなげたらいいものか・・・。

 

なんて、悩みを抱えてしまうこともあります。

 

そんな時は、やっぱり、
建築士(設計士)に相談するのがオススメ。

 

世の中には、
建築士の資格を持たないで、設計行為に臨む営業マンもいるみたいですが、、

しっかりと実践の経験を積んだ、建築士に間取りを相談することがオススメです。

回遊動線のあるキッチンレイアウトの写真

間取りを検討していくには、いくつかのポイントがあります。
今日は、そのほんの一つをご紹介。

 

「手伝いやすい、キッチンレイアウトか、そうでないか。」

です。

 

単純に、
物のつながり方を連想することで間取りは作れます。

 
しかし、そこに、

「人の動き」と「適した必要な広さ(寸法)」が

しっかりと計画されているかが、「使いやすさ」の

分かれ道になります。

 

たとえば。。。

良くないキッチンのレイアウトの写真

写真の例では、ピンクの線が、キッチンを中心に使う人の動き方。


対して、

水色がリビングでくつろいでいる方の動き方。

一見、リビングからキッチンへ手伝いやすそうな間取りに見えますが、、

 

人の動きを加えてみると、一目瞭然ですね。

キッチンに手伝いに来る人だけではなく、
トイレに行く子供もいたり。。。

夫婦2人だけの生活であるならばよいかもしれませんが、

子育て世代には、ちょっと使いにくい間取りだったりします。

 

書いてみれば当たり前のことなのですが、
動いている人同士がぶつかってしまいます(交錯する)。

 

この瞬間に、「使いにくい。」という心理作用が働きます。
そうして、「狭いからだ。。」という連想につながっていくことがありますが、、

 

実際は、

「人の動き(動線)」の整理が出来ていないから。

 

という原因があるのです。
 

そして、ここに設計力の差が出ます。

 

設計の力量が未熟な場合は、この動線の整理がしきれません。
(自分も、若い時はそうでした。。。)

そうなると、

空間にだぶつきが出たり、余分なスペースを生んで、

解決できているようにしたりします。

 

無駄がないようにに、スペースを有効に活用しつつ、

ほかの共通する部屋などをうまくつなげることで、
使いやすさを演出したり、
実際に使いやすい間取りにまとめることができます。

 

水回りとキッチンの動線をつなげた写真

上記の写真も、キッチン周りから水回りである、
洗面脱衣の空間、洗濯機へとつながる動線をまとめて、
コンパクトながらも、人の体を逃がす空間を設けつつ、
顔が見えて、手伝いやすいように工夫をしていきます。

  

間取りのつなげ方は、実に奥が深いのです。
今回は、ほんの少しのエッセンスですが、
大切に検討された、「計画地(敷地)」の条件と、
お住まいになるご家族様の「暮らし方(ライフスタイル)」によって、

必要になる間取りの形は、大きく変わります。

 

家事を楽にして、家族で手伝いながら暮らしていきたい。
 

という「暮らし方」をご検討の方は、
設計事務所で、キッチンのレイアウトからじっくりと検討してみるのもいかがでしょうか。

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【平屋】断熱構造見学会(松本市)