暮らしのコラム
先日、打合せやお引渡しさせていただいたお客様の
アフターフォローなどで、上田・東御方面へ伺いました。
その時に、お引渡しさせていただいた
お客様のご自宅で設計時に一緒に計画させていただいたことや、
お引渡し後にカスタマイズされて、
暮らしを楽しまれている様子を教えていただきました。
東御市のお客様のご自宅では、
設計中から、懸垂棒を取り付けたい。
というご要望をお伺いしながら、どこにつけようか。。
と、階段につけさせていただいた、ケンスイ棒。
しっかりと、活用していただいているとのこと。
嬉しく思いました。
がっつり使っていただけていて、
嬉しくなりました。
お子様も、安全に使えているとのことで嬉しかったです。
施工時も、
大工さんと工夫しながら施工させていただいた記憶がよみがえりました。
取り付けた部分は、ボルトのゆるみも見えず、安心いたしました。
続いては、
上田市に移動して、お客様のご自宅を突撃訪問。
急な訪問にもかかわらず、迎えていただけてありがとうございました。
こちらのお客様も、
暮らしをカスタマイズされて楽しまれている感じで、
嬉しかったです。
少し前に、ボルダリングの相談をいただいていたと思ったら、、
自作されていたとのこと。
これはすごい!
綺麗に取り付けられていました。
そのまま取り付けると、だめですから、
下に木を打ち付けてくださいね。というアドバイスをさせていただいていました。
綺麗な木を選ばれていて、センスがうかがえます。
さらには、
のぼりロープも!!
手摺を傷めないように、養生しながら使っていただけていることが
さらに、嬉しいです!
お引渡しをさせていただいてから、
住まい手(お施主様)が触ってカスタマイズできる
「余白」が設計できたことは、
設計者として嬉しく思いました。
「家」は「建て主のもの」、当社の設計理念になります。
建築主・住まい手が、ご自身の住まいを充実させられる、
造り込んで成長していける、ということは、
生活の基盤である、「住宅・住まい」にはとても重要な要素だと思います。
綺麗にかっこよく作る。ことも大事ですが、
それだけではない。
成長させることができることがもっと重要だと考えます。
なんだか、傷が付いちゃいやだよね。。。
ということは、完成・引き渡しした時が、完成度のピークで、
そこから、建物が衰退していくようなものなのです。
昔の日本家屋は、
床の間があり、その床の間の「落とし掛け」という
垂れ壁(下がり壁)の裏側をあえて、仕上げない。
ということをしました。
職人さんたちが、
この住まいは、「未完成」なのだ。
だから、
「衰退することはない。」と願をかけていたのです。
そんな、先人たちの知恵や技術を、
現代に置き換えて、「建築主がカスタムして、作り上げていける。」
そんな設計を心がけていきたいものです。