暮らしのコラム

英設計は、

設計事務所なので、現場での工事をするのではなく、

「図面通りに建物工事が進められているか」の検査をする役割になります。

(これを「設計監理」と呼びます。)


だからと言って、必要最低限の時にしか現場に行かない。

ということでは無く、

雨や風が強かったりしたら、心配になるので現場廻りをしていきます。


建築工事は、人間の手、ひとの手で一つ一つ作り上げていく作業になります。

ミスを誘発するようなことはありませんが、

場合によっては、ヒューマンエラーも起こり得てしまうことをあらかじめ考えておく必要があります。

(ミスをするな!、ということは人間に対しては難しいことなので)


しかし、ミスを許容することを決して容認しているのではなく、

しっかりと現場での声掛けと、確認検査をすることで、

よりよい品質になるように努めています。


たとえば、屋根の防水ルーフィングが施工された後にも、

すぐに板金の屋根材を伏せてしまうのではなく、現場で確認をしていきます。

防水ルーフィングの重ね合わせ幅の確認はもちろん。

シワや端部の確認をしていきます。

今回、施工業者さんにも相談と指摘を出させてもらったのは、

下記の写真。

赤丸をしている部分の下が、

防水ルーフィングが少し寸足らずであったことから、

漏水の危険性が感じられるので、もうひと手間加えていただくようにお願いしました。


屋根業者さんも、すぐに対応してくれたので、

問題なく施工が進んでいきます。

こういったことにも、きちんと対応してくれる業者さんにお願いできることも大切なことですね。

 

「いつもこうだよ。」

「そんなの言われたことないよ。」

ということでは無く、よりよい施工になるために、チカラを注いでくれることが嬉しいですね。


建築は、チームプレーです。


設計者の独りよがりでも行けないし、

職人さんの「経験」だけで進んでもいけません。

お施主様の住まいに対する想いもとっても大切ですが、そればかりにウエイトを置きすぎても

職人さんも施工できないレベルになってしまったりしたら、結局工事が出来なかったり。。。


チームプレーで、みんなでよりより品質、建物になるようにバランスをとりながら協力して進めていくことが、

よりより住まいになると感じています。

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【平屋】断熱構造見学会(松本市)