施工例

つばくろ小屋(tsubakuro-Hut)
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安曇野市で地鎮祭を行いました。

薪ストーブで暖かく暮らす、

大きな吹き抜けのある、田園風景をのぞむ、

「つばくろ小屋(tsubakuro-hut)」が着工します。

 

お施主様と職人さんたちと、

工事の安全を祈願しての地鎮祭。

 

 

工事の安全を祈願します。

 

今回は、別日に、

オープンシステムによる、

職人さんたちとの顔合わせ契約会と、工程会議を行いました。

 

地鎮祭の後は、

大きな吹き抜けを支えるための出節丸太の最終確認のため、

プレカット工場にお邪魔しました。

 

印象的な柱をご希望され、

一緒に出節のある丸太柱を探しました。

 

英設計では、2棟目の出節丸太です。

 

結構、好きです。

 

構造体に組み込んでいくのに、

切り取る位置と、想定される不具合などを洗い出していきます。

 

不具合が許容できる内容か、NGかを確認していきます。

今回は、お施主様にも事前にイメージを持ってもらい、

お打合せに臨みました。

 

大きな問題になりそうなことは無さそうでした。

材料も出節の丸太柱に合わせて、

骨組みをのサイズを微調整。

 

 

早くも上棟が楽しみです。

 

そのあとは、少しプレカット工場を視察して見学しました。

 

 

いよいよ、工事着工が近づいてきました。

 

地鎮祭が完了し、いよいよ工事着手となります。

 

基礎屋さんが、現地で正確に位置を割り出して、

基礎工事を進めていきます。

 

設計の掘削深さまで、掘り進めていきます。

 

今回は、地盤調査をして、改良不要の敷地となりましたので、

基礎工事からスタートです。

 

シンプルな四角形の平屋なので、

外堀を固めて、ベタ基礎の基本形が出来ました。

 

 

防湿シートを施工して、

鉄筋をくみ上げていきます。

 

びしっと立っていて、キレイに仕上がっています。

 

配筋が組みあがると、

コンクリート用の型枠パネルを建て起こします。

 

配筋検査を行い、

現場で、コンクリートを打設していきます。

 

気泡がきちんと抜けるように、

振動機を当てながら、気泡を取り除きながら施工します。

 

天端を均して、養生に移ります。

 

養生が完了すると、

立ち上がり部分の型枠を起こして、

立ち上がり部分のコンクリート打設の準備に入ります。

 

 

 

立ち上がりの天端部分には、

セルフレベリング材を流し込み、

土台が水平になれるように準備していきます。

 

もう一度、基礎の立ち上がり部分の乾燥養生をして、

型枠が外せるように期間を待ちます。

 

乾燥養生期間を経て、型枠を外します。

基礎の一部、バリやはみ出ている部分を削り取り、

キレイに仕上げていきます。

 

立ち上がり部分の天端も、レベリング材を流してはいますが、

さらに平らになるように、天端を削り加工していきます。

 

基礎の立ち上がりもきれいです。

 

設計通りの寸法に仕上がっていることを確認します。

 

 

外回りには、木製デッキが来る予定。

デッキ下部分は、コンクリート土間を張り伸ばしていくので、

後打ちのコンクリートで施工します。

ピン、としていい感じに仕上がっています。

 

建物の周りも整地をして、

上棟前の準備をしていきます。

 

 

整地も完了して、

基礎工事が完了です。

 

今回は、道路から上下水道の取り出し工事もあるので、

水道屋さんが、前面道路から上下水道を引き込みます。

 

 

 

水道配管も完了すると、

土台敷きのため、大工さんの出番になります。

 

 

断熱材の厚みも確認して、

施工していきます。

 

土台寸法も確認して、水平に施工していきます。

 

 

UBまわりの部分は、気密パッキンを採用して、

床下が漏気しないように施工していきます。

 

 

土台と床断熱材の施工が完了し、

大工さんから報告がメーリングリストで流れます。

 

しっかりと養生をして、

いよいよ、上棟を迎えます。

 

朝から、お施主様にもお集まりいただき、

大工さんたちと上棟前のお清めを行います。

 

大工さんのリードの元、

お清めを行っていきます。

 

 

お施主様からも、挨拶をいただき、

上棟がいよいよ始まります。

 

お施主様から、協力大工さんたちにお礼をお渡しさせていただき、

棟上げの開始です。

 

 

今回は、

リビングの中央に、出節丸太の柱が登場します。

 

英設計では、2棟目の出節丸太柱!

 

圧巻です!!

 

設計者と大工さんとでしっかりと位置を定めます。

お施主様にもご確認いただき、

据え付けていきます。

これは楽しみです!!

 

今回は、平屋で間仕切りが限られているので早く進みそうですが、

吹き抜けが多いので、慎重に進めていきます。

 

垂木の固定もしっかりと確認していきます。

 

 

屋根の野地板の釘もしっかりと確認してから、

防水用のルーフィングを施工してもらいます。

 

 

お施主様のたんぼから見え風景。

 

完成すると、ダイニングとリビングからは

田んぼがぐるりと見えます。

 

養生をしながら、

上棟を終えていきます。

 

上棟が終わると、外壁の耐力壁パネルの施工を進めていきます。

 

耐力壁パネルも、設計図通りの納品であることを確認。

 

 

現場で、天津所長と大工さんで、細かい部分を打合せます。

 

作る前に、注意する部分を現場で共有しながら進めます。

大工さんからも質疑が飛びますが、

その場でできる限り回答するようにしていきます。

 

外壁の耐力壁パネルも施工され、

釘のピッチも確認していきます。

 

上棟も完了して、

大工さんが、断熱材の下地を込めていく中で、

平行して、電気業者さんも配線を進めていきます。

 

木造の骨組みが完了して、

室内のおおよその広さが見えてきます。

お施主様のこだわりの出節柱が、

綺麗に構造を支えています。

 

 

サッシも取り付けが完了して、

室内からの景色も見えるようになってきます。

 

今回は、

出節柱がリビングの中心を支えて、きれいな室内空間を演出しています。

 

上棟が完了すると、並行して屋根も施工が進んでいきます。

今回は、

薪ストーブもあるので煙突の施工も進めていきます。

 

天気にも恵まれ、順調に進んでいきます。

 

内部の断熱材も施工されて、

大工工事も室内の耐力壁施工に進めていきます。

 

ここから大工さんは、

室内の施工と外部の施工を並行して進めていきます。

 

断熱材が施工されて、

屋根の通気層が確保されているかも、現場でチェックしていきます。

 

外壁材を施工する前に、

外壁を貫通している部分の防水処理がしっかりと出来ているかを一か所ずつチェックしていきます。

今回は、防水のテーピングがもう一息の箇所があったので、

施工の修正を指示していきます。

ちょっとのことですが、

雨漏れにつながる部分なので、一か所ずつ厳しくチェックしていきます。

 

 

断熱材の施工が完了して、

検査が終わると、気密測定を行います。

 

お施主様にもご参加いただき、

気密測定の数値を体感して頂きます。

 

実際に、測定に参加して頂きながら、

気密のすき間風を体感して頂きます。

 

英設計では、

気密測定の時にあえて「すき間」を用意しておき、

実際にすき間風を体感してもらってから、

すき間をふさぐ施工をしてもらい、

気密の効果が高まることを確認してもらいます。

 

 

 

実際に、気密測定の最終数値は、

C値=0.2

文句なしの合格です。

これで、大工工事も進めていくことが出来ます。

 

天気の様子も見ながら、

外部優先で進めていきます。

 

今回は、外壁がオール板張り!

大工さんが、細かく寸法を出しながら

水平、平行に注意しながら施工していきます。

 

 

 

ウッドロングエコを施工した杉板を大工さんの手で、

外壁に施工していきます。

 

外壁全体が杉板で囲まれていくのが、なかなか素敵です。

 

外壁の角も、杉板の目地や高さをしっかりと併せて施工してもらいます。

なかなか大変ですが、

完成するとかなりきれいです!

 

内部も、天井が総板張り!

シナ合板を貼っていますが、

大きく天井がつながっていく設計なので、

空間が連続していて、圧巻の仕上りになっています。

これは、仕上りが楽しみ!

 

外部の板張りが完了して、

現場の検査を行っていきます。

 

天津所長が、現場を確認して、

足場解体前の検査を行っていきます。

 

足場を外してしまうと、手直しが行いにくいので、

足場を解体する前に、しっかりと検査をしていきます。

今回は、屋根の裏側の軒天も

ウッドロングエコを採用しています。

渋くて、イイ感じの色に仕上がっています。

足場の解体が楽しみです。

内部では、大工さんが石膏ボードを施工して、

木工事の完了が近づいてきます。

現場では、

大工さんの完了に向けて、最終建具の打合せを行っていきます。

お施主様も参加いただき、現場で確認をしていきます。

ピカピカに手入れされた「ノミ」が加工の出番を待っています。

英設計の設計、施工では、

しっかりと現場で「刻み」ができる大工さんでないと、

工事が出来ません。

現場での打合せが完了すると、

大工さんが、石膏ボードを仕上げていき、

木工事の完了を目指していきます。

今回は、平屋ですが、

ロフトもあり、大空間の平屋で楽しみです。

 

大工工事 床張りの様子

大工さんが丁寧に施工をしあげてくれました。

 

内装施工 ~施主施工~

今回は、お施主様のセルフビルドで現場を作っていく部分があります。

お施主様と一緒に進めていきます。

 

【詳細をブログページで確認する】

 

水回り床仕上げにリノリウム

今回は、水回りの一部に「リノリウム」の施工を行いました。

【詳細をブログページで確認する】

 

工事がラストスパート

つばくろ小屋の完成がもうすぐ!

仕上げ工事のラストスパートの様子です。

【詳細をブログページで確認する】

つばくろ小屋(tsubakuro-hut) とは、

 

終の棲家として、生まれ育った信州で平屋でのんびりと快適に暮らしたい。

寒さの厳しい信州だからこそ、薪ストーブで快適に暮らしたい。

 

平屋のメリットを最大限に生かして、

空調空間をほとんどすべてつなげて、

薪ストーブやエアコンの効果を最大限生かす工夫をして計画。

 

畑や田んぼに囲まれたのどかな平屋。

デッキ(縁側)に出て、そのまま畑へ。

 

夏は、縁側に建物が木陰を作り、

秋は、寒くなったからだを薪ストーブであたためながら、畑仕事に精を出す。

 

雨の日はストーブの前で読書をしてのんびりと過ごし、

晴れた日は、耕作に励む。

晴耕雨読」な暮らしをしたい。

 

そんな、小屋のような素朴で、ちょうどよい広さの住まい。

小さすぎず、おおきすぎない平屋。デザインさせていただきました。

 

室内の中央には、出節丸太がシンボリックにデザインされ、

大黒柱のように、日々の生活を支えつつ、

ちょっと出っ張った節が、小物を受け取ってくれる小枝の役割をにないます。

 

ダイニングから、まわりの畑の様子が一望できる。

毎日、朝ご飯を食べながら、

今日の耕作はどんなふうにしようかな、と思を巡らせながらコーヒーをすする。

贅沢な時間。

 

室内は、大きなリビングが中央に構成され、

薪ストーブの暖気を家中に届けてくれるように、勾配天井にしつつ、

各部屋につながります。

 

 

 

外観は、杉板のウッドロングエコ仕上げ

太陽熱温水器も完備して、自分たちが使うお湯は太陽の光がわかしてくれるエネルギーを使いながら暮らす。

 

全体が板張りで構成され、

色味も穏やかな落ち着いた印象に仕上がります。

 

 

玄関は、ユーロトレンドGにウッドロングエコ仕上げ

少し村っぽく仕上がるけれど、

時間とともに、なじんだ色合いに変化していきます。

 

玄関には、お施主さま施工の玄関収納棚がかんびされて、リビングにつながります。

 

勾配天井の上には、将来ロフトになるエリアがあります。

落下防止のための筋交いがアクセントになっています。

 

構造上も、大きな吹き抜けをささえるため、

耐力壁を延長して屋根を支えるための意味を持った架構をデザインしています。

 

ダイニングスペースもキッチンと程よい距離でつながります。

今回は、あえてキッチンをこもり感のある雰囲気にデザイン。

リビングが大きな吹き抜けなので、

調理の油煙が広がらないようにする意味もあります。

■住宅性能

耐震等級3(長期優良住宅 認定取得)

断熱性能5 Ua=0.4 (HEAT20 G1.5)

気密性能 C値=0.2

 

太陽光パネルがあれば、ZEH対応

 

■仕様

外壁:杉板 ウッドロングエコ仕上げ

高断熱樹脂サッシ (Ykkap) (パッシブ設計)

高断熱玄関ドア(ユーロトレンドG+ウッドロングエコ)

床:無垢フローリング(ミツロウワックス)+リノリウム

壁:漆喰仕上げ

暖房:薪ストーブ+(冷房用エアコン)

↓施工中の様子を確認されたい方は、

下記ボタン「施工」をクリックして確認してください。

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お問い合わせ

※相談は無料です。調査研究、作図等の実費を伴う作業が必要な場合は、事前にご説明して進めさせて頂きます。

【平屋】断熱構造見学会(松本市)