設計が完了すると、
行政庁に対して、各種申請を行っていきます。
法律を順守していることを証明していくための必要な工程です。
常念岳を望む木組みの家では、長期優良住宅を申請します。
申請書が出来上がりました。
印刷した申請書をもって、市役所に提出する前。
2冊用意して、行政に提出するものと、
審査後に手元に戻ってきて、お施主様へお引渡しする分になります。
今回の計画では、構造計算が複雑な部分もあり、、
計算書だけで、400ページくらいです。
屋根の形が特殊になったりすると、構造計算は複雑になったりします。
しかし、ここは大切なところなので、
しっかりと計画を詰めていきます。
長期優良住宅を申請すると、
・耐震性のチェック
・断熱性のチェック
・メンテナンス性のチェック が問われてきます。
住宅は、永く活用するものなので、
耐震性と断熱性、メンテナンスは特に大切な部分です。
そこをおろそかにせず、
お施主様と計画した間取りやデザインを守りつつ、
構造もしっかりと確保していく。
そのチェックはなかなか大変ですが、
しっかりとできると、嬉しいです。
行政に提出すると、ひとまず一安心です。
設計が完了すると、
オープンシステムでは、実際に工事をする職人さんたちと顔合わせを行います。
お盆前の忙しい中を縫って、職人さんたちにもお集まりいただきました。
着工前に、各業者様との契約書の取り交わし、および
業者さんたちと顔合わせを行い、着工に向かっていきます。
建て主のお施主様にも、
この、
「誰に施工してもらうのか」という点や、
「コストの透明性」 といった点に共感をいただき、工事の着工を迎えることができました。
各職人さんたちからも、
工事開始に向けての、
お施主様の住まいにかける「想い」を受け止めて、
職人さんたちから、工事完成にかける「想い」を交換させていただきました。
デジタル化が進み、仕事も作業も「効率」は良くなってきましたが、
どうしても、「デジタル」には載せられない、「想い」
アナログな「契約会・顔合わせ」という
少し、恥ずかしいような照れくさいような会ですが、
「大切な 想い」をしっかりと共有するための場を大切にしています。
性能とか、技術とか、数値とか。
そればかりに気を取られすぎないように、
デジタルとアナログの両輪でバランスをとりながら進めていくことが大切だと思います。
8月18日に、地鎮祭を執り行い、
いよいよ、常念岳を望む木組みの家が着工いたします。
いよいよここから、工事がスタートしていきます。