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英設計の天津です。
ここの所、長雨が続きますね。関東や東海では平年の3~4倍の降水量だったようです。
9月は建て方の現場が3件あり、雨の影響で過去に無いくらい建て方の延期を何度もしました。
(もう9月に建て方は予定したくないと思えるほど・・・。)
長雨が続き、道を歩くとやはり気になるのは道路に流れる雨の行方。
ツラツラと流れる雨は標高の低い所に溜まっていくのでしょうが、集中豪雨の時に許容量を超えれば当然溢れる場所が出てくるでしょう。

そう考えた時、『自分で出来る事は何だろう?』と思ったのが各家庭での貯水量を増やす事でした。
写真は、自宅である信州松本パッシブハウスの駐車場です。
面積は約60㎡(車5台分)あります。
これを全面単粒砕石3号とコンクリートにした場合との比較をGeminiの力を借りて検証してみました。
(詳しい計算式は割愛しますが、面積×厚み×空隙率で出しています。)
| 駐車場の素材比較 (面積約60㎡車5台分) | 単粒砕石3号(30-40m) 敷厚100mm 空隙率35-40% | コンクリート仕上 |
| 駐車場の貯水量 | 約2,100~2,400L (風呂桶約10~12杯分) | 0L |
| 単体で耐えられる許容雨量 | 35-40mm/h (大雨) | 0mm/h (表面流出で敷地外へ) |
| 砕石下の下地浸透を含めた許容雨量 | 70-75mm/h (ゲリラ豪雨) | 0mm/h (表面流出で敷地外へ) |
| コスト | 約18万円 (コンクリートの1/5) | 約90万円 |
| 施工日数 | 約1-2日 | 約7日 |
| 夏場(9月)の夜間蓄熱(天津調べ) | 25℃程度 | 30℃程度 |
結論として、60㎡の駐車場を単粒砕石3号にすることで、
『約2トン(約2,100~2,400L)以上の雨水バッファー(調整池)を確保することが出来る』ことが分かりました。
中々すごくないですか?笑

ただし、実際に大雨が続くと、信州松本パッシブハウスの駐車場の単粒砕石層もオーバーフローはして、敷地の低い方から道路へ流水します。
大事なことは、一気に流れ出ることを防ぐバッファー(調整池)をつくれることだと思います。
そうすれば集中豪雨で標高が低い所への流水ピークが重なることを防げると考えます。
昔は、田んぼや畑をその役割を果たしていましたが、農業の後継者不足や都市化でどんどん田んぼや畑が無くなっていますから、このまま対策を打たなければ水害は益々深刻化することと思います。
各家庭の事情や用途もあるので、コンクリートがダメとは言いません。
でも、単粒砕石という選択肢も少し広げて考えて貰えると、付随する価値もあるという事を知っていただきたいと思います。
それが、私なりのグリーンインフラ(自然環境が持つ多様な機能を社会の課題解決に活かし持続可能な地域や都市をつくる仕組み)の考えとなります。
各家庭で考えれば、小さな力ですが、これが5軒、10軒、20軒、100軒と広がれば大きな力になります。暮らしの中でそんなところにも意識を向けて頂けますと幸いです。
最後に夏場の表面温度を測ったブログもありますので、是非こちらもご覧ください。
「暮らしのカタチ」があります