次世代に向けた世界基準の高性能

パッシブハウス

パッシブハウス

世界基準のエコな家

パッシブハウスとは…
自然の力を利用して、少ないエネルギーで快適に暮らす
「世界基準のエコを実現する家」
四季折々の自然の力をうまく取り入れ、快適な空間を実現するパッシブハウス。
電気に頼りすぎず、太陽の光や熱、風を上手に活用することで、家にいながらも、四季の移り変わりに寄り添う暮らしを実現します。
なぜ日本の家はヨーロッパをはじめとする先進諸国に比べて夏は暑く冬は寒いのでしょう。
世界の主な先進諸国では窓の断熱基準が定められているのに日本では基準すらありません。
その元にあるのは、木造建築という工法上の理由のみならず「我慢する民族」という国民性にもあるのかも知れません。
冬、暖かい空気が逃げてゆき、夏は暑い空気が攻めてくるという日本の家。
英設計は、光熱費を抑えながら、健康的な快適を複合的な設計技術で実現する「パッシブハウス」をご提案させていただきます。

ヨーロッパの家と大きな差があるパッシブハウスの断熱性能

英設計基準
英設計の基準

温室環境で健康を守る

健康な生活を考える時、住まいの温熱環境が大きく影響しています。
最もよく聞かれるのは冬場のヒートショックです。これは浴室で温まった体が急激な温度変化によって血管が収縮し、脳卒中を引き起こすというもので、ヒートショックによる死亡数は交通事故のそれの3〜4倍と言われています。また逆に夏場では熱中症により命を落とす方も少なくありません。昨今では屋外よりも室内で倒れる方も多いという報告を耳にします。
安全な住まいを考えるのならばまずはお家の高気密高断熱化を施す必要があります。そして理想は家の中全体を均一に保つことがあげられます。

暮らしの「ものさし」Ua値(保温性)とC値(隙間)

UA値(保温性)
  • Ua値とは…住宅の断熱性能のことで数値が小さいほど性能が高い
  • C値とは…延べ床面積に対する隙間面積で隙間風の発生する穴の大きさを示しており、数値が小さいほど気密性能が高い

機械設備に頼らない低燃費の暮らし

エアコンをはじめ、ストーブやファンヒーターなどの機器類。保温性と気密性が悪いとそれらを各部屋にそれぞれ機器を設置するとどれくらいのエネルギーを消費することになるでしょう。
実はどれだけ温めても、同時に熱を逃してしまうというエネルギーロスが起きています。
また開口部はいかがでしょう。ペアガラスはもはや常識的なところですが、トリプルガラスの60〜70%の性能に落ちます。そして窓の大きさはいかがでしょう。断熱性が最も試されるのは開口部、いわば住まいの温熱環境の要とも言えるポイントです。
機器をフル稼働させて温めたり涼しくする一方で、その室温を一定に保つための努力と工夫をしている。それでも熱は逃げていく。これが多くの住宅に見られる実情なのです。
パッシブハウスの設計手法は、極力自然の力やエネルギーを生かしていこうという発想から生まれています。
太陽熱を生かすために大きな窓を南面に設け、冷気を遮るために北側の窓は小さくする。庇を長くすることで陽の高い夏の直射日光を避け、陽の角度が低くなる冬は陽の光が大きな窓から差し込むことで暖かい室温に。それ以外にも太陽光発電や蓄電池、太陽熱温水器の設置などを複合的に利用するなどの設計工夫が施され、結果として光熱費を抑えた暮らしを実現されます。
このように暖房機器など設備の力で温熱環境を整える住まいに対して家全体(建物)で温熱環境を快適にするのが「パッシブハウス」と区別しています。
どちらが光熱費などのライフランニングコストを抑えることができるかは言わずもがなですね。
一般住宅とパッシブハウスの暖房方式の違いを比較した図解

我慢しなくてもエコなのです

エコという言葉には、どこか何かを我慢したり抑えなければいけないというイメージが付きまといます。
もちろん無駄は省いたほうがいいし本質的な価値のある選択をする必要はありますが、どこかで節約と我慢が伴うような暮らし方は精神的にも身体も健康ではなくなりそう。
パッシブハウスはそんな我慢やストレスを伴うことなく、快適な住環境を実現しながら過度な暖房や冷房を必要としない住宅性能を持った設計です。
理にかなった暮らしをしながらエコでもあるという理想の家づくりなのです。
実測

A様邸アパート時代とパッシブハウス時代の比較

アパート
(ガス+電気)
パッシブハウス
(オール電化)
光熱費
(年間)
347,801 122,949 -224,852
温熱環境朝7:00 外気-4.8℃ 11.7℃ 19.2℃ +7.5℃
CO2排出量 5,147kg-Co2 1,660kg-Co2 -3,487kg-Co2
CO2削減量
(年間)
杉の成木396本分の吸収量に相当
リビングで笑顔いっぱいの家族

パッシブハウスの設計手法

  • 木の外壁と深い軒が特徴の住宅外観

    陽射しを計算した庇の長さ

    冬は陽だまりをつくり、夏は陽射しを遮る庇
  • 屋根に設置された太陽光パネル

    屋根形状と太陽光パネル

    南面は屋根を大きくし、太陽光パネルを多くのせる
  • 無垢材を使用した2階の室内空間

    少ないエネルギーで快適に

    6畳用エアコン1台で家中を快適にする温熱環境の設計
  • 気密測定のために住宅で専用機器を操作する技術者

    気密性の確保

    施工上、家中の隙間を見える化して
    検証し処置を施す
  • 吹付断熱材で施工された室内の壁と天井

    断熱材

    床、壁、屋根の熱橋をなくし魔法瓶の
    ように断熱材で包み込む
  • 大きな窓から光が入る明るいリビングダイニング

    大開口な高性能木製サッシ

    南面は陽射しの温度を吸収する
    トリプルガラスで冬も暖かい
  • 室内に設置された換気システムと収納スペース

    熱交換換気装置

    熱交換率90% 外気0℃で室温20℃の
    場合、外気を18℃まで温めて給気。
  • 採光窓のあるシンプルな和室空間

    夏の風の通り道

    視線の抜け感と風の通り道を計画する
  • 外に設置された給湯器と空調設備ユニット

    太陽光×エコキュート

    晴れた日中は太陽光で発電した
    電気でお湯を沸かす
  • 吹き抜けリビングの大きな窓と天井ファン

    吹き抜けの意味

    吹き抜けと階段を通して建物全体を均
    一な温度にする
  • 透湿防水シートの外側に外張り断熱ボードを連続施工した外壁。足場内で固定ピン跡が見える施工途中

    付加断熱

    断熱材で構造材の熱橋を無くし魔法瓶
    のように住まいを包み込む
  • 開口部まわりの断面を対象にした熱橋解析(等温線)図。温度分布と材料境界を可視化

    熱橋解析

    熱が逃げやすい熱橋を特定し、熱損失
    を防ぐための検証と対策

パッシブハウスの
バリューチェーン
(価値の連鎖)

地球のために、住む人のために、持続可能な家のことです。
以下のポイントを技術で叶え、世界基準の認定をうけた家です。
床も壁も天井も高断熱と高気密。魔法瓶のような家は、冬は暖気を、夏は冷気を逃しません。

パッシブハウス実現のポイント

  • 土地の立地環境や方角などから基本的な設計を行います
  • 高性能なトリプルサッシを使用します
  • 庇や屋根の形状など計算し尽くします
  • 熱交換換気システムで通気口からの冷たい空気をシャットアウト
  • 全館均一な温熱環境を意図して室内の空気の流れを設計します
  • 気密性能を確保し、隙間風を限りなくゼロへ
  • バランスの良い断熱性能を計算して検証
  • 壁・床ともに二重張り断熱を採用して、断熱性を高めます

なぜ英設計がパッシブハウスにこだわるのか

設計者として、一人の生活者として

究極の住まい

私たちが目指すのは『未来につなぐ地域貢献型のパッシブハウス』です。
人と地域に寄り添った住まいは、暮らすほどに居心地がよく、愛おしさを感じます。
あなたがその土地でしか叶えられないことにこそ価値があるのです。
少し話が膨らみますが、
日本の住宅は地域材でつくられることが少ないことをご存知でしょうか。
安い海外産の木材を石油を使って輸送し建築し、
地域で育てられるはずの山々は搬送コストが高いという理由から、
管理があまりされず、日本の林業が衰退していきました。
電気エネルギーも同様です。
2011年3月11日の東日本大震災以降、原子力発電から火力発電に重きが置かれ、
火力燃料の原油も輸入して我々は他国の力を借りながら電気エネルギーを得ています。
震災、コロナ、ウッドショックを経て、今日本の林業とエネルギーが転換期を迎えようとしています。

普遍的な価値観

一人の生活者として、もっと暮らしやすい信州であったらと願います。
近年の局所的な大雨や大地震等の自然災害のニュースを聞くたびに、
不安に駆られます。
物価の高騰のみならず、生活基盤であるエネルギーが高騰し続ける現実。
本来、人として求める安心や安全、家族がいつも元気で笑って暮らせる光景。
特別なものではなく、そんな当たり前の日常を実現したいと思います。
設計者として、一人でも多くの人に本質的な豊かさをお届けしたいと願います。
人の暮らしと豊かさという壮大なテーマに対して、少しでも価値と意味のあるものを提供したいと思うのです。
究極でありながら、普遍的な価値観。
それこそが我々が提供するパッシブハウスです。
吹き抜けと畳スペースのあるリビング、木の温もりを感じる空間