スペシャルコラム

信州のパッシブハウス

スペシャルコラム

信州は暑くて寒い地域です

そんなふうに言うと多くの人は「えっ!」と驚かれるかもしれません。
首都圏の方から見たら意外かもしれませんが、信州も光源と言われる以外の市街地では夏の最高気温が38℃くらいまで上昇することもあるのです。ほぼ平均的なところでは35〜36℃でしょうか。
首都圏に比べると湿度は低いので空気の重さは感じないかもしれませんが、数年前に比べて明らかに平均気温は高くなっています。
一方、冬はどうかというと、相変わらず寒い日が続きます。
雪積量は年によって違いがありますが、最低気温はマイナス10℃以下になることも珍しくありません。
冬の朝の平均気温はおよそマイナス6℃程。これも高原地域ではなく市街地の話です。
避暑地のイメージが強い信州ですが、温暖化と相まってこの数年では「夏は暑く、冬は寒い」地域になりつつあります。
北アルプスを背景に田園風景が広がる長野の景色

家の中で氷が張る?
健康被害のリスクを考える

冬の寒さで窓枠に結露と凍結が発生している様子
家の中で氷が張る!まさかと思いになるかもしれませんが真実です。
断熱をしっかり施した家ではそのようなことはありませんが、築30年以上前の家では今でも起こっていることです。氷が張らないまでも多くの家で苦労しているのが「結露」です。
暖房器具(主にファンヒーター)から発生する水蒸気が室内に溜まり、外気との温度差によって結露を発生させるのです。朝になると窓にはびっしりと水滴に覆われます。断熱の弱いサッシの場合は結露がそのまま凍り、凍らないまでも温度上昇とともに流れ落ちてきた結露水は床を腐らせたり、壁面ではカビの発生原因にもなりアレルギー反応を引き起こすとも言われています。

熱中症とヒートショックのリスク

ヒートショックとは急激な温度変化による血管の収縮によって起こる脳溢血や心筋梗塞などをいいます。
特に冬季の浴室で起きるケースが多く、暖房された暖かい部屋とそうでない冷えた部屋など家の中でも温度差が大きく生じる場合はリスクが高まります。
また夏季の熱中症は家の中で起きる方が多いという報告もあり、家の中の温熱環境の改善に意識が向けられています。

信州は太陽光発電に適した地域です

全国の太陽光発電設置住宅の発電状況のデータを集積したサイト「ソーラークリニック」というサービスに蓄積された1690件分のデータを基に各県の発電量の平均値を算出結果によると…
屋根に設置された太陽光発電パネル
都道府県別、年間発電量比較ランキング
  1. 1位 山梨県 1436kWh
  2. 2位 長野県 1427kWh
  3. 3位 徳島県 1373kWh
  4. 4位 静岡県 1368kWh
  5. 5位 群馬県 1366kWh
  6. 全国平均 1234kWh
パッシブハウスでは太陽光発電を活用しますが、信州は全国でも太陽光発電に適している地域であることから、より効果的であることがわかります。

パッシブハウスは
信州にこそふさわしい家

パッシブハウスの特徴を信州の暮らしに重ねた時、パッシブハウスはまさに信州で暮らすための理想的な家であると考えています。
  1. 1.高気密・高断熱構造により理想的な温熱環境を実現
  2. 2.太陽の光や風の流れも設計し、負荷のかからない自然なエネルギーを有効利用
  3. 3.太陽光発電(創エネ)と蓄電池(蓄エネ)によりエネルギーコストを大幅に削減
  4. 4.換気システムなどの機器の併用により健康的な空間を実現
  5. 5.化石燃料の使用を最大限に抑え、健康的で経済的な暮らしを実現
大きな窓から光が差し込む明るいリビングダイニング

信州で健康的に、快適に暮らす

大きな自然に恵まれ、美しい空気と澄んだ水が象徴的な信州。
この豊かな土地で健やかに暮らす喜びを感じてほしいと思います。
春は爽やかな風を感じながら芽吹きを眺めながら、新しい季節の始まりを感じる。
夏は子供たちと元気に遊んだり、庭のメンテナンスをDIYで楽しむ。
秋風に揺れる高揚した庭木を眺め、自然の恵みをいただく。
しんしんと降り積もる雪景色を窓の外に眺めながら、暖かい空気の中に家族でくつろぐ。
趣味に講じたり、家族の会話が弾んだり…そして家族と一緒に10年後を描いてワクワクできるような時間を味わっている。
信州に生まれ、信州に暮らす私たちだから、与えられた豊かざを存分に生かし豊かな人生を生きたいと願っています。
「暮らしごこち物語」ではパッシブハウスの暮らし体験をご紹介しています。
併せてご覧ください。