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英設計の天津です。
前回のブログで屋根の断熱の厚みを確保するコツをお伝えしました。
大工さんに断熱吹付前に木下地を組んでもらって、それを厚みを図る物差しとして扱うという事でした。
そして、昨日屋根の断熱が吹付けられて、出来上がったのが、こちらの屋根断熱300mmです。

縦方向に流れている木下地が断熱の厚みを確保するための物差しとなる下地です。
この基準(物差し)があることで、断熱屋さんは吹付け厚をいちいち確認しなくとも、屋根全体を均一に吹付ける事が出来るので施工性と品質(厚みの確保)も安定します。
また私の方で、事前に基準となる木下地の高さも屋根面から300mm以上ある事を確認してあるので、吹付けが完了した時点で屋根の断熱厚が300mm確保されている事が分かります。
そして、もう一つ大事なポイントは気密が確保されているかどうかを確認する事です。
断熱は気密がセットになって本来の性能が発揮されます。
それを確かめる方法は、現場での気密測定しかありません。

お施主さんにも立ち会っていただき、断熱気密施工後の建物の気密性がどの程度確保されているのか、実証していきます。
そして、もう一つポイントとなるのは、工事中(断熱気密施工後)に行う事ですね。
工事中で行う事で、万が一すきま風が発生している部分を見つけても対処が出来るのです。
今回もお施主さんにも参加してもらいながら、すきま風が無いか一緒に確認して、是正できるところは対処をさせて頂きました。

隙間探しに夢中になってしまい、肝心の測定画面を撮り忘れてしまったので、、、相当隙間面積(C値)を図式化したものを代わりに添付します。
相当隙間面積(C値)は建物にある隙間の合計値を延床面積で割ったものなので、
今回の物件の場合、延床面積95.09㎡を隙間面積αA20㎠で割ると、相当隙間面積(C値)0.21㎠/㎡という結果となります。
一般的な気密住宅の相当隙間面積(C値)が1.0㎠/㎡なので、それに比べると21%に縮小されているという事になります。
この21%に縮小された効果を光熱費(冷暖房のロスを抑えた効果)に換算すると、35年間で約21万円節約され試算ができます。(電気代、暖房度日、冷房度日、エアコン効率、寒冷地、体積を考慮して計算)
気密処理する事で、家計にも地球にも優しい住まいが出来るのです。
全物件気密測定を実施していますが、毎回新しい気づきや課題を発見します。
断熱気密は健康にも直結するので、英設計の断熱気密への追求は終わることがなさそうです。
「暮らしのカタチ」があります